313万・171万馬券的中

サラブレ2017年6月号で美浦ドリームの記事が掲載されました

月刊競馬情報誌「サラブレ」2017年6月号の特集記事にて、美浦ドリームが記事として掲載されました。

なかなか興味深い記事に仕上がっております。

掲載記事はこちらからPDF形式ファイルにて、ご覧頂けます。

▼記事抜粋

毎週のレースを入念にチェック
とことん回収率にこだわり穴馬券を追い求める

万馬券ハンター鏑木正三氏がまたまた快挙！
171万、313万馬券的中のロジック

危ない人気馬はぶった斬り！
人気がなくとも高い回収率を
見込める人気薄を買い続けろ

５月上旬、編集部に『美浦ドリーム』を主宰する鏑木正三氏より、３連単１７１万馬券的中の報が届いた。鏑木氏といえば、弊誌にも何度もご登場していただいている万馬券ハンターにして薬剤師という異色の経歴の持ち主だ。

その予想スタイルは、徹底した大穴狙いで、的中率よりも回収率を追い求めるというもの。さっそく大荒れとなった５月７日京都４Ｒの予想の内用を伺った。

「ザックリと馬柱を眺めると、一見能力差がはっきりしているように見えますが、まずその点を疑いました。

２番人気単勝オッズ2.7倍の⑨メイショウグロッケですが、前走京都芝1800ｍ戦でクビ差の２着に入りました。しかしそのレースは、馬場差を考慮した上での走破時計は、かなりの凡タイムでした。同レースで３着の４番人気の⑤アストロノーティカも、推奨する必要性は無いと算定されました。

本来であれば、そこで浮上するべきは単勝オッズ2.3倍の１番人気⑭レディギャングになるはずでした。２戦連続僅差の２着で、走破タイムも優秀でした。しかしこの馬からの馬券になりますと、高配当はあまり望めないオッズでした。つまり売れ過ぎに近い状態となっていました。単勝期待値理論の公式から算定して、軸馬には推奨できず相手評価までとなりました」

単勝期待値理論とは鏑木氏が生み出したもので、単勝人気に対してどれだけの見返りがあるかというものだ。今回のレースに関しては上位人気馬たちがそのお眼鏡には適わなかったということなのだ。

「注目したのが、推奨軸馬７番人気単勝オッズ40.0倍の⑥ペイバックです。デビュー以来好走した経験は全くありません。しかし前々走前が詰まる不利を受けています。前走は何もしないでただ回ってきただけで、消耗することは全く無い様子でした。今回は連闘になります。勝算あっての連闘策と見ました。更に今回は、減量騎手を起用してきました。２キロ減は圧倒的に有利になります。もし一変するとしたらこのレースをおいて他には無いと判断し、思い切って軸馬として推奨致しました。

次は相手推奨した５番人気単勝19.4倍の⑮ウインストラグルについてです。前走９番人気でしたが、勝ち馬から０秒５差の５着に入っています。以前は出負け癖が解消せず、なかなか競馬にならなかったのですが、前走程度やれれば十分圏内と判断しました。

このレースのもう１点のキモは、３着に入った11番人気単勝オッズ96.1倍の⑧ニホンピロレイカーを相手に推奨出来たことです。このようなカオスなレースでは、時として臨機応変に対応することが肝要になります。普段はそれほど重要視しているとは限らない調教値のチャンネルを、若干大き目の方向に捻ってみました。するとこの馬が浮上しました。直前の調教で、時計の出やすいＣＷコースとはいえ、最後の上がり１ハロンで外を回して12.2秒で僚馬を圧倒していました。相手評価とするなら推奨可能です」

怪しい人気馬を削除することによって生じた買い目の余裕があるため、このような人気薄を推奨出来たということだ。超高配当的中の必要十分条件は、人気薄が好走すると同時に、人気馬が馬群に沈んでくれることが不可欠になる。もちろんこのようにハマるケースはそれほど多くはなく、穴馬券をピンポイントで当てることはなかなか出来ることではない。狙い続けることで獲得可能になるのだ。単勝期待値理論では、的中率は低くても、このような超高配当を獲得することによって、一撃でプラス回収に持っていく考え方だ。

さて、ここまで原稿を書いているうちにさらなら驚くべき報が鏑木氏より届いた。１７１万馬券を遥かに上回る３１３万馬券を的中したとのことだった。

「このレースに出走している上位人気馬が、揃いも揃ってアテにならない馬たちばかりであると考えました。これはもしかしたら、人気馬全滅まであると見ました。

勝ち馬⑫ミキノグランプリは前日ブログで紹介した穴馬になります。10番人気１着、単勝配当4460円です。可能性は決して高くはありませんが、回収率は最も優秀な馬に算定されました。

１番人気の⑥タガノジーニアスは、前走６番人気で０秒２秒差の４着惜敗でした。しかしその前走の勝ち馬ゴーザトップは、次走昇級して８着惨敗。ハナ差２着のダノンレーザーも毎回１番人気に推されていますが、次走13着大。それほど評価するに値しないレベルのレースでした。今回は人気先行と見て、買い目には加えませんでした。

２番人気の⑩レインボーソングは、前々走２番人気で０秒４秒の３着、３走前１番人気で０秒４差の４着でした。しかし前走は２番人気に推されましたが、勝ち馬から１秒４差も離された12着に惨敗しています。４走前も３番人気で12着に惨敗するなど、謎の凡走癖から抜け出せません。それで単勝オッズ4.1倍では、買えない人気馬になってしまいます。

３番人気の③ワンダーアビルマンは、昇級緒戦の前走で３番人気の支持を集めましたが、勝ち馬から１秒１も離された12着に惨敗しています。２走前の５００万勝ちが後続を離して勝ったことから、今回も人気になってしまったようです。1000万で好走歴が全く無いのにもかかわらず、３番人気の支持はいかにも売れすぎです。しかもこの馬、出負け癖が解消しません。届かない可能性は低くはないと判断し、買い目にも加えませんでした。

ということで、上位人気馬を疑ってみると、残った馬はかなりの人気薄が揃うことになります。よってこのレースは、かなりの大荒れ感が漂っていました。

そこで軸馬に指名したのが、10番人気単勝44.6倍の⑫ミキグランプリになります。近走はふた桁着順が続いていましたが、４走前は０秒３秒４着、５走前も０秒３秒差の４着に入っています。そしてこの馬、今まではダート1000ｍ～1400ｍで使われていました。６歳にして1800ｍは、意外にもこのレースが初めてになります。可能性を求めて距離延長して、好走確率が高くなりました。そして今回は減量騎手を起用してきました。更に連闘策に打って出ました。もし一変するとしたら、このレースをおいて他にはありません。まさかの大逃げでしたが、鞍上の好騎乗も功を奏したと思います。

相手に推奨した２着の⑨ストロベリーキングは、近走は惨敗続きでしたので、単勝オッズ80.3倍のシンガリ人気の評価でした。しかし京都ダート1800ｍ戦は、500万を勝ったこともある比較的得意のコースです。以前はこのクラスに昇級しても、ちょっとした穴人気になるなど期待もされていました。どこかで穴を開ける可能性はあると思いました。軸には流石に出来ませんでしたが、13頭立ての今回なら高回収率が期待できる馬として、相手評価までは可能でした。

同じく相手に推奨した９番人気単勝オッズ17.8倍の④スランジバールは、最後でよく人気馬をかわして３着に入ってくれました。３走前10番人気の低評価で、勝ち馬から半馬身差の２着に好走しています。そのレースの出走各馬は、まずまずの粒の揃った一戦でした。ハイレベル戦での２着は評価できます。後方一気型ですので、毎回必ずしもツボにハマる訳ではありません。それでも定評のある差し脚は、この組み合わせなら脅威になると考えました。相手までなら十分に推すことが出来ます。

今回は軸馬１着の３１３万馬券的中のビックな配当になりました。皆様のご期待にお応えすることが出来て光栄に存じます。このように上手い具合にハマってくれるレースは、それほど多くはありません。それでも挑戦し続けることが肝要かと考えます。300万馬券は、決して夢ではありません。

金メダルは、理詰めで獲れます」　わずか３週のうちに大万馬券を２回的中させた鏑木氏。普通の馬券ファンならこれだけで年間収支は大幅プラスになるだろう。

鏑木氏も言っているように、大万馬券は出現率が低く、なかなかピンポイントで狙い撃ちするのは難しい。だからこそ、信念を曲げずに的中率を求めるのではなく、ひたすら穴狙い続けるのだ。そうした先に幸運が訪れる。まだ、そんな経験をしたことがないという方は一度『美浦ドリーム』のホームページに訪れてみてはいかがだろう