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    サラブレ2012年12月で美浦ドリームの記事が掲載されました

    月刊競馬情報誌「サラブレ」2012年12月号の特別企画「馬券で儲かっている人間は確実に存在する」にて、美浦ドリームが記事として掲載されました。

    月刊競馬情報誌「サラブレ」2012年12月号の特別企画

    『追いかければ儲かる馬たち』

    独自の「単勝期待値理論」で数々の万馬券的中を実現させている凄腕予想家が熱い視線を送るお宝馬を一挙公開

    なかなか興味深い記事に仕上がっております。掲載記事はこちらのPDF形式ファイルにて、ご覧頂けます。また下記に記事のテキストを抜粋致しました。是非ご一読をお願い致します。

    ▼記事のテキスト抜粋

    単勝期待値理論で炙り出すお宝馬

    月刊競馬情報誌「サラブレ」2012年12月号の特別企画

    鏑木氏が狙う単勝期待値が高くなりそうな馬とは、好走する可能性が高いにも関わらず、何故か人気にならない馬たちだ。こういった馬たちは、たとえ勝率が10%しかなくても、単勝オッズが20倍であるなら、買い続ければ回収率は200%に限りなく近づく。10回走って1回しか勝たなくとも最終的にプラス収支になるわけだから、追い続ける価値があるのだ。例としては少々古いが02~03年にいずれも単勝人気6番人気以下でGⅠを3勝したヒシミラクルが代表的。

    逆に、単勝期待値が低い馬とは、馬券圏外が続いているにもかかわらず、何故か人気が落ちない馬のこと。勝率30%あっても、単勝オッズが2.0倍なら、買い続けると回収率は60%にしかならない。もちろん、過剰人気馬が人気通りに勝つケースも多々あるが、そのような馬をそのまま買い続けても長期的な収支は必ずマイナスとなってしまうのだ。

    今回は単勝期待値が高そうな馬や、今後の大成や活躍が見込める馬を鏑木氏に挙げてもらった。一度の凡走で見限らず、長い目で追いかけたい馬たちだ。

    芝・ダート両刀使いの名馬になれる器

    ミトラ

    セ4 黒鹿毛 12戦5勝 美・萩原 父シンボリクリスエス 母エイグレット(サンデーサイレンス)
    近走:10/28 紅葉S(1600万下) 東京・芝1600m良 ①着

    このレースは、いわゆる行った行ったのレースでした。2~3番手から進んで、直線は1番人気のタイキパーシヴァルと叩き合いを演じ、最後にわずかにハナ差かわしての勝利となりました。前半ややスローペース気味に進みましたが、4コーナー手前でペースアップし、直線では前3頭がやり合う展開。決して恵まれた展開で勝ったわけではありません。勝ちタイム1分32秒7も優秀です。思えばこの馬、今年5月に、ダート戦連勝後の東京芝1400mのフリーウェイSで、最後は流す余裕でレコードタイムを叩き出しました。上手く先行して、最後は他馬を3馬身以上突き放す横綱相撲で、これが芝では初勝利。芝ダート両刀使いで、距離や馬場の融通性もあります。これは奥が深いですね。今後大化けする可能性があります。今回は少頭数の競馬で、やっと勝ったとの印象を持たれるかもしれません。次走はおそらく初のオープン戦となりますが、その分評価が下がれば儲けモノです。11月10日のオーロC(東京)に出走している可能性もありますが、次走は11月25日のキャピタルS(東京)あたりでしょうか。ここで好走すれば、いずれは大きいところを狙える逸材と見ます。

    クラスが上がっても即通用する好素材

    ワールドエンド

    牡3 鹿毛 7戦3勝 美・斎藤
    父サウスヴィグラス 母レーシングハート(ロドリゴデトリアーノ)

    近走:10/20 十日町特別(1000万下) 新潟・ダート1200m良 ①着
    外枠からスタートを決めて先頭に立つと、直線で伸びて後続を引き離しての圧勝でした。2着には4馬身差、3着はさらに2馬身後ろです。並み居る古馬を差し置いて、3歳馬ながらこの完勝は素晴らしかったですね。実力馬ではありますが人気になりやすいカフェヒミコらを完封したことも評価できます。ハイペースを好タイムで逃げ切った内容も優秀です。短距離戦でこの着差は決定的です。前走14着からの巻き返しにも恐れ入りました。今回4番人気、昇級してもメンバー次第ではそれほど人気にはならないと思います。準オープンではさらにレベルの高い実力馬たちが相手となりますが、このタイムが出せるなら今後も好勝負必至と見ます。先々は大きいところでも活躍できる逸材と見ました。

    新潟での勝ちタイムはかなり優秀

    アラドヴァル

    牝3 青毛 7戦2勝 栗・西浦
    父シンボリクリスエス 母エメラルドアイル( サンデーサイレンス)
    近走:10/14 粟島特別(500万下) 新潟・芝2000m良 ①着

    新潟の粟島特別では最後の直線で大外を弾けるように伸びて好タイムで勝利しました。一見ハイペースで前が崩れ、展開の利に助けられたとの見方も出来ます。しかし逃げた2頭を除けば、ペースは平均に近いタイムです。決して恵まれた勝利ではないと思います。そして、勝ちタイム1分57秒4はそう簡単に出せるモノではありません。今後も直線の長いコースでは活躍が期待できます。未勝利を勝った時は10番人気、今回も6番人気でした。昇級してもまず人気にはなりません。追ってみる価値は十分にあると考えます。

    久々に現れたダートの超一級品

    シュトラール

    牡2 鹿毛 1戦1勝 美・武藤
    父Speightstown 母Ling(Fusaichi Pegasus)
    近走:10/28 新馬 新潟・ダート1200m稍 ①着

    10月28日のデビュー戦(新潟・ダート1200m)ではスタートを決めると先手を取ってそのまま押し切りました。直線に入ると後続をグングン離しての圧勝でした。2着に2秒5差の大差勝ちです。ダート1200mではなかなかお目にかからない大勝で、素晴らしいスピードと勝ちタイム(1分11秒4)です。最後は流す余裕でこの時計ですから、最後まで追ったらいったいどれだけ差が広がって、どんなタイムで走破したのでしょうか。確かに今回は、他馬のレベルには多少の疑問符は付きますが、この勝ちタイムならば問題はないと考えます。多少の距離延長は大丈夫でしょう。層の薄いダート短距離戦で、ポンポンと勝ち上がるであろう姿は容易に想像できます。人気になるのは致し方ありませんが、久々に見たダート短距離の有力馬でしたので、あえて取り上げてみました。

    大物候補の良血馬に素直に脱帽

    エピファネイア

    牡2 鹿毛 1戦1勝 栗・角居
    父シンボリクリスエス 母シーザリオ(スペシャルウィーク)
    近走:10/21 新馬 京都・芝1800m良 ①着

    スローペースで流れた新馬戦は先行馬絶対有利の展開で、中団から後方を追走していたこの馬はには不向きな流れでしたが、それを跳ね返す脚を見せてくれました。直線では前が壁になってしまう可能性があると読んだのでしょう。そして、鞍上(福永騎手)もこの馬の能力を信頼していたと思われます。ロスを承知で、直線大きく外に持ち出しました。経験の少ない新馬にしては、上手く手綱さばきに応える器用さも持っています。そして鞍上のゴーサインに応えてエンジンを点火すると、一気に加速し前をごぼう抜きにしました。1頭だけまったく違う脚、追ったのは正味ラスト1ハロンだけ。抜け出してからは流す余裕さえ見せました。2着には3馬身差の完勝でした。勝ちタイム(1分48秒9)も良好です。比較的素質馬が集う芝1800m戦での圧勝も評価できます。次走は京都2歳Sのようですが、朝日杯FSも含めて、今後、出走するレースのレベルが上がっても問題ないでしょう。すでに巷間でも話題になっているようですが、私も大物に育つ可能性があると思います。

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