ウワサの薬剤師馬券師
競馬の天才 2018年10月号(創刊号)で美浦ドリームの記事が掲載されました
月刊競馬情報誌「競馬の天才」2018年10月号(創刊号)の特集記事にて、美浦ドリームが記事として掲載されました。
なかなか興味深い記事に仕上がっております。
掲載記事はこちらからPDF形式ファイルにて、ご覧頂けます。
▼記事抜粋
ウワサの薬剤師馬券師鏑木正三に直撃インタビュー
大波乱のダービーで3連単を仕留めた男!
本誌『競馬の天才!』には、その名の通り「天才」が続々登場するはず。ならば、アノ「天才馬券師」は絶対に欠かせない。『美浦ドリームの鏑木正三』と聞けば、ピンと来る読者もいるだろう。すでに複数の競馬専門誌で活躍し、ファンの間でも知られる存在だ。薬剤師として薬局を経営する傍ら、馬券師としても数々の大穴馬券を的中。公開予想において、競馬ファンの夢ともいえる100万馬券を次々に撃ち落としている、まさに馬券の天才である。
その代表的なレースが、今年の日本ダービーだ。みなさんも記憶に新しいであろう、今年のクラシックの大一番。ダノンプレミアムが断然人気を集めたが、鏑木はダノンプレミアムをはじめ1~3番人気の馬をすべてぶった切り、16番人気のコズミックフォースに敢然と本命を打つ。もちろん当てずっぽうな予想ではなく、明確な根拠に基づいての渾身の◎であった。
結果は、そのコズミックフォースが3着に激走、1着ワグネリアン、2着エポカドーロとの3連単285万6300円は、ダービー史上最高配当に。鏑木はこの大万馬券を200円的中、571万2600万円という夢のような大金をダービーという競馬の祭典でゲットしてみせたのである。
「毎週毎週、何十時間も競馬に費やしてきた。そんな努力を積み重ね、美浦ドリーム開設10周年の記念すべき年に、ダービー史上最高配当を的中できました。感無量です」
ダービー直後、鏑木のヒーローインタビューでの発言ある。
このダービーをはじめ、鏑木はこの10年間で12本のミリオン(100万円以上の配当)をゲット。いずれも予想を公開している中での的中劇であり、見事というほかない。10万円以上の馬券的中に至っては、もはや数えることすらできないほどの的中を重ねている。
そんな鏑木も競馬を始めてしばらくは、馬券を買っては損をする、どこにでもいる競馬ファンの一人に過ぎなかった。そんな凡才が、今では『天才』の領域へと足を踏み入れたのである。そこに辿り着くまでの道のりは、苦難の連続だった。
市井の競馬ファンから馬券の天才になるまで
当時のことをたずねると、鏑木は苦笑いを浮かべながら振り返ってくれた。「競馬を初めてからは毎年マイナスの連続。その間、怪しげなマル秘情報を得るために、色々な競馬情報会社にも入会し、ギャンブルで必勝法と言われるマーチンゲールの法則など何でも試してみました。相馬眼を鍛えるための努力もし、血統も研究、調教分析にも相当注力してみましう。鏑木が凄いのは、ここからだった。「大概の人は、この時点で競馬は儲からないと考え、趣味の範囲内で収まるようにするでしょう。しかし根っからのギャンブル好きが災いし、やめる気はまったくありませんでした。
それまでの私は、確固たる理論があるわけでもなく、何を頼りに、どのファクターを信頼すべきか、わからないままでした。そこで一から出直しの気持ちで、自分の競馬と格闘した日々を思い起こしました。すると、プラス収支のときは、必ず穴馬券を当てていることに気づきました。破壊力満点の万馬券は、的中率は低く、そう簡単に当たりませんが、当たった時には回収率はプラス収支必至です。
つまり、的中率にはこだわらず、回収率にこだわって馬券作戦を検討したほうが、良い結果が出るとの考えに到達しました。多くの競馬ファンは、新聞の印や着順の良い馬に引っ張られ、人気馬に偏って購入する傾向にあります。それら多くの人と同じことをやっていたのでは、穴馬券は獲れません。勝つためには、一般の人と異なる理論で馬券作戦を展開しなければならない……。
そのことに気がつくまで、私は何と20年以上も掛かってしまいました。色々なファクターをすべて検討し尽くす、という行為そのものが間違いなのです。それは多くの競馬ファンが求める最大公約数的な買い方に過ぎない。人気の裏づけを探しているだけであり、結局は人気馬を多く買っているだけのことなのだと気がついたのです」
鏑木は、これまで馬券作戦で重要視してきたパドックや返し馬の観察、血統理論、厩舎情報、専門紙の印などなど、市井の競馬ファンが予想に用いている、いわば競馬予想でポピュラーなファクターを捨てる決意をした。こうすることで大多数のファンと予想が被りにくくなり、自身が選んだ馬が馬券に絡んだ際、高配当になる確率が高くなると考えたからである。
だが、理屈の上では正しい行為でも、馬券が当たらなければ儲けることはできない。一般的な予想ファクターの多くを軽視したのはいいが、これに代わる誰にも真似のできない予想法の確立や、激走する馬を見つける術を身につけねば意味がない。
ここから『努力の天才』ともいうべき鏑木の、さらなる挑戦が始まる。そして試行錯誤を繰り返してたどり着いたのが『鏑木式オリジナルスピード指数』であり『単勝期待値理論』である。
「様々な予想ファクターを捨てたと話しましたが、検討する中で唯一残したのがスピード指数、タイム理論の考え方です。走破タイムは、馬場状態やコース・距離で大きく変わるので、正確な馬の能力を現さないという見方もあります。ですが馬場差を考慮し、各馬の走破タイムを補正することで、スピード指数の信頼度をより高めることができました。また、確率と統計の数学的手法を応用し、過去の結果から未来の結果を類推することも可能になったのです。
ただし指数系理論だけを基に馬券検討しても、それだけでは危険なこともわかりました。なぜなら、競馬には数字上には決して表れない大小のアクシデントが存在するからです。ゲートの出遅れでも、馬の癖の問題なのか、たまたま隣の馬に寄られた、あるいは両隣から挟まれたことによる出遅れなのかによって解釈を変えなければいけません。そこには、人間の目によるアナログ的な補正が必要です。
そこで、VTRを繰り返し見ることにより、出遅れ、道中の不利、コーナーロス、追い出しの遅れで脚を余す、馬場の悪いところを通らされた、枠順の不利等々、多くの事象を細かく検討し、指数の変更を随時行なうことにしたのです」
実際のレースでの動きを1頭1頭チェックして補正を行なえば、指数の精度が上がるであろうことは容易に想像できる。ただ、この作業は時間も手間も相当に要する。それこそ、市井の競馬ファンにはマネができないくらいに。鏑木は一体、どれほどの時間を日々のレースVTR検証にかけているのか。
「土日で最大72レースですから、多い時は約1000頭もの出馬があります。全ての馬をチェックすると、1レース平均10分として、72レースで720分、12時間かかります。これは単純計算で、不利の有無、程度の大小などをつぶさにチェックしていきますから、とてもその時間では収まりません。日曜日の最終レースが終わってから始めても、間に諸々のやるべきことをこなしながらですから、だいたい火曜日いっぱいまではかかります。
その時間以外にも、木、金に週末の競馬の予習で12時間くらいかかりますし、実際に予想にかけている時間はもっと長いです。それに週末の戦闘時間(競馬が開催している時間)は土日で14時間くらいありますから、全部ひっくるめると1週間で70時間前後、競馬に携わっていることになりますね」
本業の薬剤師として働く傍ら、これだけの時間を競馬に費やしているのだ。鏑木を『馬券の天才』たらしめているのは、こうした日々の積み重ねであり、『努力の天才』である鏑木の競馬に向き合う姿勢の賜物なのだ。
指数と理論の両輪でミリオンもズバズバ!
こうした真摯な取り組みが、オリジナル指数の精度をさらに上げていく。言葉は悪いが、テキトーに算出されている巷の指数とは質が違うのだ。実際に鏑木のオリジナル指数の中身を説明してもらったのだが、すべてを説明するとなると、今回の2ページではとてもじゃないが足りないほど。とにかく奥が深く、感心するものであった。
このオリジナル指数とともに、鏑木の予想の根幹をなすもうひとつが、さきほどもちらっと紹介した『単勝期待値理論』である。
競馬は勝ち馬を当てるギャンブルだが、ややこしいのがオッズの存在だ。たとえ勝てる確率が高い馬を見つけたとしても、1倍台のオッズでは連戦連勝でなければ儲けることはできない。逆に勝つ確率は少々低い馬でも、それを補ってあまりあるオッズがつけば美味しい馬と見なすことができる。
それはわかっている、というファンは少なくないはず。だが問題は、美味しい馬をどうやって見分けたらいいか、その方法がわからないことだろう。
だが鏑木は、高精度のオリジナル指数をもとに、各馬の好走率を算出。さらに単勝オッズと照らし合わせることで、当てることよりも儲かることを主眼に置いた馬選びを可能にした。これが『単勝期待値理論』である。
巷に期待値買いを標榜するファンや予想は多いが、それを実現するためには各馬の力量差を正確に判定できる確度の高い指数が必要不可欠。たとえ期待値買いを実践したとしても、各馬の勝率や複勝率があやふやでは正しい損益分岐点など見えてこないからだ。 鏑木は努力と研究の積み重ねによって『オリジナル指数』と『単勝期待値理論』という最強の武器を手に入れた。この2本柱が揃ったことで、ダービーのダノンプレミアムのような危ない人気馬を容易くぶった切り、コズミックフォースのような美味しい人気薄を狙い打てるようになったのである。
「馬の能力と人気はまったくのベツモノです。しかもその人気とは、人が作るものです。よって、人気は無いが実力のある馬を見つけた時こそが、もっとも優れた回収率を叩き出す瞬間です。的中率と回収率はまったく異なる次元に存在するものです。的中率を上げるだけでは、競馬は儲かりません。回収率を上げるための努力こそが、競馬で勝つためには求められるのです」
これこそが鏑木の信条だ。回収率に特化した狙い方をするため、時には連敗街道にハマることもあるだろう。そんな状況に陥っても、最後は我われが仰天するような馬券を的中させ、連敗中のマイナスを一気にプラスへと転じさせてしまう。何が何でも回収率にこだわり、人気馬は消し材料を、穴馬は買い材料を探す、という方針でブレずに突き進んできたからこそである。
そんな鏑木の姿勢を、そして回収率に特化した超抜の予想を、一般の競馬ファンが真似ることは、残念だが相当に難しいだろう。だからこそ、鏑木の予想をぜひ参考にしたいという方は、『美浦ドリーム』のホームページを覗いていただきたい。そこには『単勝期待値理論』の詳細や鏑木が現在に至るまでの軌跡が事細かに記されているはずだ。
そして誰しもがそうであると思うが、鏑木がホンモノだと理解していただいた方には、週末の予想はもちろん、週中にも美味しい情報がゲットできる無料会員に登録することをオススメしたい。有料会員の方からお叱りを受けることもある、と鏑木が語るほど有益な情報がタダでゲットできるのだから、好機を逃す手はないだろう。
このページを彩る万馬券的中証明書は『努力の天才』が『馬券の天才』に到達した証である。我われも『馬券の天才』の恩恵にあずかり、その到達点からの眺めを味わおうではないか。
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