儲けてるやつに聞け！

サラブレ2010年9月で美浦ドリームの記事が掲載されました

月刊競馬情報誌「サラブレ」2010年9月号の特別企画「儲けてるやつに聞け！」のコーナーで、美浦ドリームが記事として掲載されました。

なかなか興味深い記事に仕上がっております。

掲載記事はこちらからPDF形式ファイルにて、ご覧頂けます。

※掲載画像に訂正がございます。ＪＲＡ主催２００９年ドラマチックオッズマスターズグランプリは、ファーストステージ２０位、セカンドステージ３位の成績でした。記事は２０位の写真になっていますが、本来は３位の写真を掲載するはずでした。訂正してお詫び申し上げます。（３位の証明書は、トップページとブログに掲載中です。）

▼記事抜粋

的中率よりも回収率馬券も投資に成り得る

中央場所に比べて夏のローカル開催はよくわからないので馬券を買う気がしないという声は少なくない。しかし、中には、「ローカル開催こそおいしい馬券にありつけるチャンス」と言う馬券師たちもいる。鏑木正三氏もそのひとりだ。理由をこう語る。

「わたしの馬券術は出走馬の力関係と実際のオッズの乖離をつくものなので、研究されつくしたＧⅠやオープンクラスの競走が多い春秋の中央場所よりも、下級条件が多い夏のローカル開催の方が威力を発揮しやすいんですよ」

出走馬の力関係とオッズの乖離とは、例えば、未勝利戦で前走までの着順があまり変わらないのに血統や騎乗する騎手などの要因で一方は上位人気で一方は人気薄だったりする場合。また、前走で道中の不利などの理由で大敗したために大きく人気を落とす馬などがいる場合などだ。同じくらいの実力ならば、オッズが高い方が馬券を買うときの期待値は高いのは自明の理。そういった穴馬を探し出すことで、鏑木氏は昨年の一年間だけで８８６本の万馬券を的中させ、昨年のＪＲＡ主催「オッズ・マスターズ・グランプリ」で総合ランキング第３位に入った。

もちろんそういった都合のいい穴馬を探すことは容易ではない。鏑木氏は毎週全レースが終わるとすべてのレースを納得がいくまで見直して、自分の予想がなぜ当たったのか、もしくはなぜ外れたのかを反省する。そして、競馬予想のファクターとして唯一信頼を置くスピード指数に自分の目で見たアナログ的な補正を加え、独自の単勝期待理論でどの馬が高い回収率を期待できるのかを探る。

そう、鏑木氏の競馬予想はあくまで投資であり、高い回収率が求められる。そして、それには高配当が欠かせないという。「人気馬を買っていれば的中率は上がるかもしれませんが、回収率は上がらない。むしろ上位人気馬ばかり買っていても回収率は１００％には届きません。回収率を上げるためには、少ない投資でいかに高配当を的中させるかが大事なのです」

それが故に鏑木氏は本命馬にびっくりするような人気薄を指名することがある。例えば、７月11日の阪神８レース、平場の５００万下戦。本命はなんと13頭中13番人気のポートスピード。デビューから21戦目にして初の芝レースへの出走だった。結果は見事に１着。単勝万馬券となり、馬単10万馬券を的中させた。さすがにこの時は自らが主催する『美浦ドリーム』の会員から「レース前に本当にこの馬が本命なのかと念を押されました（苦笑）」という。

徹底した穴狙いで高い回収率を目指すが故に短期では結果が出づらく、的中率も決して高くはない。それでも鏑木氏は、「会員さんの中にはとてもついていけないという方もいらっしゃいますが、長くお付き合いいただければ、回収率はプラスになるはずです」と自信を隠さない。氏の予想理論をもっと詳しく知りたい方、毎週の予想を見たい方は、ブログや『美浦ドリーム』のＨＰを参考にしてほしい。